マイナビSUP JAPAN CUP 2日目のサバイバーレース。

当日の朝、葉山から茅ヶ崎に向かって134号線を走りながら、各ポイントで凄くいい波が入っているのを確認しながら会場に向かった。湘南でこんなクリーンでサイズがあるコンディションを見るのはいつぶりだろうと思うほどスーパーファンなコンディション。会場に着くとそこにはセットが入ると軽く頭オーバーぐらいなファンウェイブが入っていた。

去年や一昨年のようにフラット海面だと正直サバイバースタイルのレースはつまらない。トップと後ろの差があまり開かず、結局最後のヒートまで多くの選手がウォームアップのように流して漕ぐからだ。ただこのように波があると油断して運が悪いとハマったり、休む時間が少なくなるので毎回ある程度しっかり漕ぐことが必要だ。

サバイバーレースの戦略
前日のサバイバーレースが終わり当日の戦略をリンコンと立てた。決勝まで5ヒートあるので波とのリズムを掴み、決勝にいい流れで入れるよう毎回トップ3を意識して漕ぐことを決めた。そしてサバイバーレースは波にかなり左右され、運で左右されるところもあるのでできるだけ運で左右されないよう常に前を走ることを意識した。

予選

第1ヒート

決勝までの予選はかなり落ち着いて漕ぐことができたと思う。自分たちのレースの前に女子のレースを見ながら自分がレース中漕ぐラインを決めた。多少大回りになるが一番左側を選んだ。一本目の予選はみんなお互いをのスピードを測り合うためにファーストブイまで全力で漕ぐことを予測し、自分もファーストブイまでは全力で漕いだ。落ち着きながら波を超えていき、ファースト・ブイに一位で到着。ここからはリンコンと波に乗り、インサイドブイをターン。最後の沖のブイに向かう際には自分たちと後方の選手たちの差がかなり開いてることを確認した。ここで少し気持ちが緩み、岸に戻る際になにもないところで落水。ここで落水のおかげでその後のヒートに向けて気を引き締め直すことができた。

予選

そこから常に予選はトップ集団で通過し、波越え・波に乗る感覚も凄くいい。沖に向かう際に漕ぐ時も今まで以上にスピードが出るのを感じ毎回沖に向かうレグで前に出ることができた。今までだとこの漕ぎのレグで乳酸が溜まり、じわじわと減速してしまっていたが今回は乳酸が溜まることもなく常に8割以下の感覚で決勝を迎えることができた。

ボードハンドラー

ファイナルの説明するをする前に僕のボード・ハンドラー(ゴール地点からスタート地点までボードを運ぶ役)をしてくれたシュリロ・トレーディングの山内さんにお礼を伝えたい。自分が戻ってくるとゴール地点から僕が指示していた一番左側のスタート地点まで毎回全速力で走ってくれた。そのおかげで1本目ー5本目全てのヒートを一番左からスタートすることが出来た。本当にありがとうございました。

 

ボードハンドラーの山内さん

ファイナル

決勝スタート (右から:リンコン、ジェイムス、僕)

予選までは8割で漕いだため、このファイナルは全力で漕ぎ切るしか無いと胸の中で決めスタートを迎えた。スタートのホーンが鳴った瞬間全力でダッシュし飛び込み漕ぎ出した。この瞬間、右側からリンコンがバックウォッシュを掴み他の選手達から3−4艇身の差を一気につけた。それを僕とジェイムスが追う。沖のブイをリンコンとジェイムスに続き僕は3位で回った。折り返した際に4位以降から結構離れていたことが確認できたのでインサイドブイに向かって全力でジェイムスと漕ぎ出した。インサイドブイに行く間に波のタイミングと会わず、ジェイムスと一緒に並びながら全力で漕いだ。リンコンがインサイドブイを周り、自分たちがブイから10メートルぐらいのところに来た際に15メートル以上離れていた第2集団のダニエル、マット、ティムが波に乗ってきた。ちょうど僕たちがターンしようとしていたタイミングで追いつかれた。

インサイドブイのシークエンス①
インサイドブイのシークエンス②
インサイドブイのシークエンス③

ただこのような展開はサーフレースなので予測していたので冷静に立て直し、沖の最終ブイに向かった。僕たちがターンで混戦になっている間にリンコンは一人で差をさらに広めていた。一度はターンで5位になったがそこから沖に向かっている途中で再び2−3位まで追い上げた。そして沖のブイまであと数15メートルというところで大きなうねりを超えて降りてくるタイミングに後ろについていた選手にボードを当てられ落水。落水するだけでなく、後ろの選手が自分の板のに乗り上げ、自分のボード、パドル、リーシュが絡まってしまった。自分が立ち上がった時には1−5位の集団は最終ブイをターンし終えていて、第3集団にも追い抜かれてしまった。このような形で自分のレースが終わってしまったのがショックすぎてここからゴールし終えるまであまり覚えていない。ただ、自分がゴール後に感情溢れすぎてパドルを投げてしまったことだけは覚えている。なにがあってもレースを終えてパドルを投げることは許されないし、このような態度をとったことには深く反省しています。

サーフレースなので波に乗られて追い抜かれたり、運に左右される展開があることは覚悟できていたが沖に向かう際に板を当てられ落水することは正直予想できていなかった。距離も短いのでそこから挽回もできないし、プロテストしたところで何も変わるわけでも無い。レース中もレース後も何度も謝られたが正直それを受け入れても何も変わらない。結局はサバイバーレースを9位で終え、二日間の総合順位も6位まで落とした。この調子なら前日負けたダニエルをに勝ちトップ2も狙えたと思っていたので今回の結果は凄く悔やまれた。

今後にむけて
今回二日間のレースを通して7月頭から改善してきたトレーニングや体重管理の効果を感じることができた。ディスタンス・サバイバーも今までだったらこの二日間のように第一集団で戦うことができなかったと思う。今までは第2集団から常に追い上げる展開だったので、今後のレースに向けていい自信がついた。また、ボードもパドルも非常によくギアでは誰にも衰えていないという心境でやっと戦えるようになった。

来週から始まるアメリカ遠征。そして帰国直後に開催される全日本選手権に向けてさらに調子を上げていければなと思います。
いつも応援してくれるファンの皆さん、スポンサーの皆様。そして側で戦ってくれるファミリーに感謝です。

ありがとう!

Paddle with Aloha,
Kenny

JP ALLWATER 2019 12’6 x23
TEAM

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